大学受験と大検

大検は最大8科目を受験して、全科目を合格してやっと進学する資格を得ることが出来ます。
一部で合格したなら、その部分の資格というのはちゃんと残り、次の試験への持ち込みができるようになっています。

ただ8科目といっても選択することができるので、どの科目を選ぶのかもしっかり選択することが大切です。
一般的に選ばれる科目は国語、数学、世界史A、現代社会、地理A、理科総合B、生物I、英語の8科目になっています。
これらのほかにも倫理や化学、物理も選べるのですがよほど得意という場合でなければ選ばないほうがいいかもしれません。

ただ選択科目を選ぶときには大学受験を目指して重点的に勉強するのか、大検に合格するために勉強するのかで科目選びも異なってくると思います。
文系大学を志望しているのであれば、英語と国語、社会といったように入試で使うための科目を考えて勉強することにしましょう。
大検と難関私立大入試のレベルにはかなりの差があるため、ただ大検専用の問題を解いているだけでは合格は難しいでしょう。
ですが、大検だけを目指して大学受験用の教材を使うには、あまりにも情報が多くなるので大検には向かないかもしれません。

大学受験を目標に大学受験用の勉強をしていても、大検に合格できなければ大学を受験することもできませんので、大検をまず考えての勉強から始めたほうが良いかもしれませんね。

大検と社会人入試

大検をうけ、合格したら社会人入試で大学にいきたいと思う人もいると思います。
社会人入試というのは高校や大学の既卒者を対象とした試験のことです。
各大学、高校卒業後●年経過している方、いくつ以上の方、企業などで数年以上の勤務経験のある方といったように受験可能な人物のことが具体的にあげられています。

今では大学に通い直したいという社会人の人も増えて来ています。
逆に少子化の影響もあり18歳の人口というのは減少してきていて、大学としても社会人を呼び込みたいという思いもあります。
そうした理由もあって社会人入試が多く行われるようになってきています。社会人として働いていたのだけど、大検を受けて大学に入ろうという人にはうれしいの制度ではないでしょうか。

社会人入試の特徴としては主に筆記試験と面接で合否が決まります。
社会人入試では一般入試や編有試験と比べて筆記試験の負担が軽くなっています。
大学にもよりますが、語学の試験に辞書の持ち込みが可能になっていたり、語学試験自体が免除なんていうところもあります。

このように社会人入試は負担が少なく受験を考えている人にとっても大きな魅力をもった試験になります。
ただ勘違いしてはいけないのは、ほかの入試と比べて合格しやすいものでもありません。
まず一般試験と比べて募集人数が少なくなっていますし、少ない試験で合否が決まってしまいます。
例えば面接だけで合否が決まる社会人入試というのもありますが、これは試験科目が少なくなる分失敗が許されないということでもあります。
筆記より簡単そうだからといって安易に社会人入試を受けるのではなく、自分にその試験が合っているからといったような感じで選んではいかがでしょうか。

ちなみに社会人入試というのはその人がどんな経験を今までつんできたのかということを評価するところもあります。

大検の勉強法

大検を受けたいのだけど、勉強すればよいのか悩むのではないでしょうか。
独学での勉強というのはなかなか難しく、中学をでてすぐにということであればなおさらかも知れません。
高校をある程度まで通ったけれど、途中で中退したという人であれば独学でという人もいる様ですがやっぱり自分だけでの勉強というのは、行き詰ってしまうものです。

大検を受ける人の為に大検予備校というものあります。
多少の費用はかかりますが、しっかりと丁寧に大検についての詳しい勉強法を教えてくれるので、何から始めてよいか全然わからないという人にはこの予備校に通うことをお勧めします。
そして広域性通信・単位制高校のNHK子学園高等学校というものもあります。
これは1年間で大検で相当する8科目までの履修が出来て、定期テストに合格するとその科目が大検で免除となるという学校です。
普通に通信制や単位制といった高校もありますが、この学校をオススメするのは在宅での学習ができる所です。
なんといってもNHKですから教育テレビで授業が放送されているのが魅力です。

見れないときでも録画しておけばよいのですし、とても勉強しやすいのではないでしょうか。ここではレポートという問題集を月に2回提出することになるのでsぐあ、問題集の答えはテレビを見ていれば理解できるので難しくはないと思いますよ。

このように大検のための勉強法は色々ありますが、自分に合った方法を探してみてはいかがでしょうか。

単位修得証明書

大検を受ける人に高校を途中でやめたけど、もう一度勉強したいという人が多いと思います。
こういったとき高校在学中に取得した単位はどうなるか気になるのではないでしょうか。

単位ですが取得した単位によっては受験科目が免除になることもあります。
免除科目の数なんですが、履修単位数で変わります。

この科目免除を申請する場合、大検の願書とともに単位取得証明書の提出が必要となります。
中退した高校から単位取得証明書を発行してもらうのですが、これを発行してもうらう場合は中退した高校に大検を受けるのでこの単位取得証明書が欲しいといえばわかってくれます。
ただどの年に入学してどのクラスに在学していたかを伝えないといけないので、あらかじめちゃんと調べておきましょう。

この証明書ですが2通必要で、1通ずつ厳封してもらう必要があるのでこれも忘れないように伝えておきましょう。
そしていつ発行してもらえるか、単位取得証明書発行にはお金がかかるのですが、いくらになるのかをしっかり確認して、取りにくことになります。

ただ中退した高校が遠い場合や、理由があって行きたくない場合もあると思います。
そうした場合手紙での請求となりますが、しっかり必要事項を書くようにしましょう。
手紙で請求する場合の料金ですが、低額小為替などを使えるかなど質問しておくとよいかもしれません。
手紙の場合は電話などの請求に比べ日数が必要となるので、早めに準備しておきましょう。

大検とは

大検について色々と紹介してきましたが、大検と言うのは「人生のやり直し」のチャンスだと思ったことがあります。

高校中退した理由はどんな理由であれ、後から大学に行きたいなったとなればやっぱりこの大検は欠かせないものですからね。大検を「やり直し」という言い回しは微妙かもしれませんが、一度諦めた道を再び目指すのであればこんなにいい制度はないですよね。

普通なら1度諦めたことを再び目指そうと思う人は少ないでしょうからね。

中学までは義務教育なので、後から「ああしておけばよかった」「こうしておけばよかった」と思ってもやり直しすることなんてできませんが、高校、大学となれば一度社会に出てからでもまたいつでも目指すことができます。まぁ1度社会に出てしまってからだと、現役で合格するよりももっと大変でしょうけどね。

でも、高校を中退したとなればやっぱり大学へ行く為にこの大検を通らなければいけません。もう1度高校に通うことから始めていても、時間だけがどんどん過ぎ去ってしまいますからね。おそらく高校生からやり直そうとする人は、「高校生活をやり直したい」のではなく、学歴の為だと思おうんですよね。

でももし夢があり、その夢に向かって高校と言う期間を飛ばして大学に行って学びたい!と強く願うのなら、いかにその期間を短縮して進むかが大事です。人生は短いですから、自分がやりたいことを一生懸命にやれるというのはすごく幸せなことですよね。

大検の道を選んで、夢をつかんでくださいね。

大検と進学と就職

大検を受けることによって人生が変わった!という人もいますよね。

一時は高校を中退してどうなることかと思ったという人も、みんなが卒業する時期と同じくして、大検を取得し、無事に大学や短大などに進学できた人も沢山います。

大検とは簡単に取得できるという人もいますが、難しいという人もいます。それは学力の違いなどがあるので当然でしょう。

でも、実際には高校を中退してしまっていて、みんなと同じく単位を取るために勉強を続けているわけでもないのに、高校卒業と同等の学力がその時にあるかというと、あるわけがないですよね。そういった人にとっては辞めた時期にもよりますが1から勉強していかないといけないので、余計に難しく感じても仕方がないことだと思います。

ただ、大検を取得するということは、結局高校からその後の進学の為の“条件”としてあるだけなので、合格することによって高卒の人と同じになれるというのではなく、“進学する為の資格”を得られるというだけのもの。

なので「高校を卒業できなかったから大検を取得する」のではなく、「高校を卒業できなかったけど進学したいから取得する」という考え方の方が正しいと言えます。ただ持っているだけでは何の役にも立たない場合が多いですからね。

大検を取得しているからといって就職の際に有利になるわけではなく、その後にどういったところに進学して卒業するか、どういたことを学んできたかというところを重視される場合が多いのです。

大検取得をただの自己満で終わらせてしまうのか、その後の為のステップだと考えるのかは自分次第ということなのでしょうね。

大検から高卒認定へ

大検から高卒認定に名前が変わり、内容も少し変化が出てきましたが、現役の全日制の高校生でも受けることができるようになりましたよね。

そして教科が減り、選択科目から必修科目になったものもあります。

ただ、問題なのは大検から高卒認定に変わったことを知らない世代もいるということ。そして大検から高卒認定に変わってからまだ歴史が浅いせいか、それほど知名度がない上に、制度などの違いについてしっかりと理解している人が少ないということです。

とはいっても変更してからもう数年経っていますし、実際に受けようと思っている本人は色々と調べているでしょうから、「知らなかったから」ということでの問題が出てくることは少ないでしょうけど、せっかく合格して、資格として履歴書に記入していても、それを見た採用者があまり理解していなければ、あまり意味がないと言える場合も出てくる可能性がありますよね。

そうならない為にも、もし高卒認定について色々と聞かれた際には、ちゃんと答えられるようにしておく必要もあるかもしれませんね。

過去に大検を受けてきた人達は、全日制の高校生が受けることができなかったので、高校を退学をしてから受けているかと思うのですが、今の人達はそのまま高校に籍を置きながら受けることができるようになったのでいいですよね。

ただ、前から言っていますが、大検や高卒認定は「高校卒業資格」ではないということは覚えておきましょう。進学する為の資格を得られる、ということをきちんと理解しておきましょう。

大検の歴史

大検とは“大学入学資格検定”の略称なのですが、その大検とは、2004年度以前の日本で実施されていたもので、その資格試験に合格した人は、大学に入学する為の学力があると判断される試験です。なので高校を辞めてしまっても、大検を取得すれば、大学入試を受けることができるというわけですよね。

ただこの大検は、今現在はすでに廃止されていて、2005年度からは“高等学校卒業程度認定試験”と名称が変わり、制度も若干変わっています。大検に対してこれは高認とか高卒認定などと呼ばれているようですね。

ただこの大検というのは、合格時がもし18歳未満だった場合には、その人が18歳になる年度から初めて大学入学資格が与えられるという制度でした。在学中の高校生は一度学校を退学しないと、受けることができなかったんですね。この辺に関しては今の高認になってから変更になりましたが。

大検に合格している人というのは、一応高校を卒業した人と同等、もしくはそれ以上の学力があると認めらているということになるので、先ほどもいったように大学入試を受けたり、就職する時などに受ける扱いは、同じになるわけですね。

そうなるともちろん公務員試験とか、国・都道府県・地方自治体が主催しているような国家資格試験での学歴要件を満たしていることになるわけですね。(もちろん例外なことも多いですが・・・)

ただ、大検に合格している場合でも、民間企業への就職の際に、必ず下高校卒業している人と同じ扱いを受けることができるかどうかという点ではなんとも言えませんが。文部科学省所管の高校以外の卒業者と同じく、企業によってその判断は違うと思うので気をつけましょうね。

大検の合格率とは?

大検と言えば高卒認定試験に変わったことは、ここでも紹介しているかもしれませんが、大検の時とも変わらずに、合格者に定員というものはありません。

大検(高卒認定)の結果、学力が一定の基準に達していると判断されている人は、その人数に関係なく合格者となれるのです。この辺は普通の中学受験や高校受験、大学受験などとは違うところですよね。合格基準の点数(合格点)というものが大検にもあるのですが、文部科学省から公表されてはいないものの、大検の合格点というのは40~45点、人によっては50点くらいだとも言われているので、意外と低いのです。

ちなみに平成20年度の全科目の合格率はたった37%で、40%は下回る結果だったようです。

大検ももちろんそうなのですが、高卒認定試験の全科目合格者には合格証書、そして科目の一部合格者には科目合格通知書というものが送付されてくるのです。

その平成20年度に行われた高卒認定試験というのは、その前年度よりも出願者が5%弱も増えて、その受験者は5%強も増えたのです。

大検から高卒認定試験へと切り替わってから、徐々に皆さんに浸透してきているようです。科目も多くなったことから、適当な学習計画では合格するのが少しだけ難しくなってきているようですね。

大検の大変さというのは、実際に受験してきた人にしか分からないことですが、先ほども紹介したように、それほどビックリするような合格点をとらなくてはいけないわけではないですから、現役の高校生であればある意味余裕かもしれませんね!

合格点や合格率の意外な低さに余裕をこいて学習を怠っていては後から痛い目にあう場合もないとは言えないので、その辺はしっかり自分で計画しながら勉強を進めていくことが大事です。

大検の選択科目について

今回は前回の続きで、大検の選択科目について紹介したいと思います。

まず【国語】の「古典」。そして【外国語】の「英語」。

【工業】の「工業数理」、【商業】の簿記、【情報】の「情報関係基礎」。

そして【数学】の「数学Ⅱ・数学A」、【理科】の「総合理科」、「生物ⅠAⅠもしくはB」「化学ⅠAもしくはⅠB」「物理ⅠAもしくはⅠB」「地学ⅠAもしくはⅠB」。ちなみにこれは前回紹介したものと同じように、理科ではⅠAもしくはⅠBを両方選択することはできないのです。

そして【地歴】の「日本史AもしくはB」「地理AもしくはB」。ちなみにこれは前回紹介したものと同じように、地歴ではAもしくはBを選択するときにおいて、同じ科目内でAとBの両方を選択する事は出来ないのです。

そして最後に【保健体育】の「保健」となっています。

選択科目はこれらのうちの1科目を選べばいいのですが、必修科目で選んだ科目は、当然ながら受検できなくなっています。気をつけてくださいね!

そして科目によってAかBかに分かれているものありますが、Aの内容は一般教養程度であれば、逆にBの内容は専門的で大学受験レベルという感じで捉えるといいそうです。

そうなるとBを選びにくい感じもしますが、得意科目があってそれが例えばBなら、ぜひそれにチャレンジしてほしいなと思います。

得意な科目は徹底的にやっておき、苦手な科目に関してはとにかく分かる範囲でしっかりとやることが大事です。

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