大検の歴史

大検とは“大学入学資格検定”の略称なのですが、その大検とは、2004年度以前の日本で実施されていたもので、その資格試験に合格した人は、大学に入学する為の学力があると判断される試験です。なので高校を辞めてしまっても、大検を取得すれば、大学入試を受けることができるというわけですよね。

ただこの大検は、今現在はすでに廃止されていて、2005年度からは“高等学校卒業程度認定試験”と名称が変わり、制度も若干変わっています。大検に対してこれは高認とか高卒認定などと呼ばれているようですね。

ただこの大検というのは、合格時がもし18歳未満だった場合には、その人が18歳になる年度から初めて大学入学資格が与えられるという制度でした。在学中の高校生は一度学校を退学しないと、受けることができなかったんですね。この辺に関しては今の高認になってから変更になりましたが。

大検に合格している人というのは、一応高校を卒業した人と同等、もしくはそれ以上の学力があると認めらているということになるので、先ほどもいったように大学入試を受けたり、就職する時などに受ける扱いは、同じになるわけですね。

そうなるともちろん公務員試験とか、国・都道府県・地方自治体が主催しているような国家資格試験での学歴要件を満たしていることになるわけですね。(もちろん例外なことも多いですが・・・)

ただ、大検に合格している場合でも、民間企業への就職の際に、必ず下高校卒業している人と同じ扱いを受けることができるかどうかという点ではなんとも言えませんが。文部科学省所管の高校以外の卒業者と同じく、企業によってその判断は違うと思うので気をつけましょうね。

大検の合格率とは?

大検と言えば高卒認定試験に変わったことは、ここでも紹介しているかもしれませんが、大検の時とも変わらずに、合格者に定員というものはありません。

大検(高卒認定)の結果、学力が一定の基準に達していると判断されている人は、その人数に関係なく合格者となれるのです。この辺は普通の中学受験や高校受験、大学受験などとは違うところですよね。合格基準の点数(合格点)というものが大検にもあるのですが、文部科学省から公表されてはいないものの、大検の合格点というのは40~45点、人によっては50点くらいだとも言われているので、意外と低いのです。

ちなみに平成20年度の全科目の合格率はたった37%で、40%は下回る結果だったようです。

大検ももちろんそうなのですが、高卒認定試験の全科目合格者には合格証書、そして科目の一部合格者には科目合格通知書というものが送付されてくるのです。

その平成20年度に行われた高卒認定試験というのは、その前年度よりも出願者が5%弱も増えて、その受験者は5%強も増えたのです。

大検から高卒認定試験へと切り替わってから、徐々に皆さんに浸透してきているようです。科目も多くなったことから、適当な学習計画では合格するのが少しだけ難しくなってきているようですね。

大検の大変さというのは、実際に受験してきた人にしか分からないことですが、先ほども紹介したように、それほどビックリするような合格点をとらなくてはいけないわけではないですから、現役の高校生であればある意味余裕かもしれませんね!

合格点や合格率の意外な低さに余裕をこいて学習を怠っていては後から痛い目にあう場合もないとは言えないので、その辺はしっかり自分で計画しながら勉強を進めていくことが大事です。

大検の選択科目について

今回は前回の続きで、大検の選択科目について紹介したいと思います。

まず【国語】の「古典」。そして【外国語】の「英語」。

【工業】の「工業数理」、【商業】の簿記、【情報】の「情報関係基礎」。

そして【数学】の「数学Ⅱ・数学A」、【理科】の「総合理科」、「生物ⅠAⅠもしくはB」「化学ⅠAもしくはⅠB」「物理ⅠAもしくはⅠB」「地学ⅠAもしくはⅠB」。ちなみにこれは前回紹介したものと同じように、理科ではⅠAもしくはⅠBを両方選択することはできないのです。

そして【地歴】の「日本史AもしくはB」「地理AもしくはB」。ちなみにこれは前回紹介したものと同じように、地歴ではAもしくはBを選択するときにおいて、同じ科目内でAとBの両方を選択する事は出来ないのです。

そして最後に【保健体育】の「保健」となっています。

選択科目はこれらのうちの1科目を選べばいいのですが、必修科目で選んだ科目は、当然ながら受検できなくなっています。気をつけてくださいね!

そして科目によってAかBかに分かれているものありますが、Aの内容は一般教養程度であれば、逆にBの内容は専門的で大学受験レベルという感じで捉えるといいそうです。

そうなるとBを選びにくい感じもしますが、得意科目があってそれが例えばBなら、ぜひそれにチャレンジしてほしいなと思います。

得意な科目は徹底的にやっておき、苦手な科目に関してはとにかく分かる範囲でしっかりとやることが大事です。

検定試験

今はも言う名前も制度も変わっている大検。高卒認定となった今でも、メジャーなものですよね。

今から受ける人達は高卒認定試験を受けるわけなのですが、その難易度はご存知ですか?大体高校3年間の勉強の基礎ができていれば、特別な受験勉強などしなくても合格できるという、あまり難しくないという意見が多いです。

中には高校3年までのレベルもないという人もいるようですから、あまり構えなくてもいいかもしれませんね。ですが高卒認定と制度が変わった今となっては、当時よりも難易度が上がったという噂もあります。今までのように簡単に合格することが難しいのかも?との意見もあります。

実際に自分が受けているわけではないので、こういう人それぞれの感じ方・捉え方は全く分からないのですが、要はその人の学力次第ということなのでしょうか。頭がいい人が受ければ「簡単」なんでしょうし、自分の頭のできに自信がない人が受ければ「難しい」と感じて当然ですからね。

ですが合格率を見ていると、それほど低くもないので受験のように1年間みっちり勉強して取り組まなくてはいけない程に難しいものではないことは確かかもしれません。ひとつの科目の合格点もそこそこなので、安心してそれなりに勉強して取り組むといいかもしれません。

結果的に言えば「難易度は高くはない」ということになるのでしょうかね・・・?とにかく目の前の目標をこなすようにして、しっかり頑張ってくださいね。

大検について

大検に合格して、無事に志望していた大学にも通っている人が沢山いるかと思います。

ですが、まだまだ大検(今は高卒認定試験になりましたが。)に合格していい大学に行ったからといっても、就職で苦労している人もいるようです。やはり何よりもこの不景気が影響しているようで、どこの企業も人員をとるのが少ないのだと思います。小さな中小企業の場合、新卒の中にいいと思える人がいなければ1人もとらなくてもいいと考えているところもあるようですからね。

高卒認定に名前(制度)が変わってからは、高校に在学中でも受けれるようになりましたが、大検の資格取得者は一旦高校を辞めていないと受けられなかったことから、高校をまともに卒業できなかったのに、本当に仕事が続けられるのだろうかと、面接官の年齢層によってはせっかく大検を取得して頑張って来ていても、あまり理解されない人もいるようです。

大病して当時はもう辞めざる負えなかった、というような仕方のない理由の人も中にはいるでしょうが、その病気について聞かれても、ずっと抱えていなくてはいけない持病だったとすると、仕事できるのか?と相手を不安にさせてしまう可能性もあるので、あまりいい返事の仕方ではないかもしれません。

高校は辞めたけど、大検を取得していい大学へいって頑張って無事に卒業していても、面接官がその人の人生を全て見届けてきたわけではないので、どんなにその後頑張っていても、やっぱり「この人は何で高校を卒業しなかったのだろう」と思われることが当然だと思うのですが、高校を辞めてしまった理由など事細かく聞かれてしまうようであれば、正直にその頃の考えと今の考えでフォローした受け答えをした方がいいかと思います。

大検と大学受験体験記

大検を受けようと思ったキッカケは人によって違うと思いますが、私の知人の大検と大学受験の体験記を紹介したいと思います。

その人は中学の時は部活にも打ち込み、勉強もそこそこ頑張っていて、かなりまじめなタイプだったのですが、高校から変わりました。高校からと言っても、本当は受験の時からだったんですけどね。高校受験を受けて希望の高校に入ることができず、希望していなかった私立高校に入学しました。

そして元々明るい彼女は、そこでの勉強勉強と頑張り過ぎて遊ぼうと考えない友人達との関係についていけず、気付いたらいつも1人でいて、学校にいるのがだんだん苦痛になっていき半年もたたずに中退しました。せっかく頭のいい人だったのに、最初それを聞いたときはすごくもったいないなと思いました。

でもしばらくフリーター生活を続けながらも、どこも長く続かずにいて、しばらくすると『このままではいけない』という気持ちが大きくなっていったんだとか。そして同じく高校を中退した友達が『大検受けて短大か専門学校に行くわ!』と言う話を聞いたらしく、自分も大検を受けようと思ったそうです。大検の存在は知っていはいたけど全く受けようとは思わなかったんだとか。友達に影響されて受けようと決意できて、新たな目標に向かって頑張り始めて数か月。

大検はあっさり合格。元々頭がよかっただけに、高校卒業程度の学力は在宅学習で簡単に身についていったそうです。そして問題は大学受験。その子も大学は大変だと思い短大にしたそうなのですが、地元はどこも受かることができず、東京のが1つ受かり、通うことになりました。知人曰く、『その短大も別に行きたいと思っていたところじゃなかったし、不本意だったけど大検を受けて短大に行けたことで、今の自分になれたからよかった。』と言っています。

もしあの時大検を受けていなかったら、今もまともに就職せずにフリーターで実家に居座っていたと思うと言っていました。キッカケが大検ていいことですよね。

大検に受かるには

大検に受かるために大事なことは、要は大検の受験日までの計画をどうしていくかということが大事なところなんだと思います。

ただひたすら頑張って勉強するだけでは効率がよくないと思います。そして大検というのは科目数が多いので、やっぱりしっかりとした計画をきちんと立てることが何よりも大事なことだと思います。そして勉強方法としては、不得意な科目にいかに時間をかけるか、ということが大事なことだと思います。

そして大検というのは、受験する科目において全てにおいて合格点を取らなければいけないということなので、不得意な科目があることは大検を受けるにあたって致命的なことですよね?でも人というのはどうしても得意な科目の勉強ばかりしてしまいがちなものです。それは得意である科目の方が楽しく勉強できるはずなので、心情的にもすごくはかどっているような気になるんですよね。でも本当なら、不得意科目にこそ時間を掛けることで、苦手を克服しておいた方が無難だということですね。

そして大学受験と大検の違いは、受験科目の合計点で合否が決まることはないというところ。大検の合否というのは全ての科目の合計点で決まるものではないので、そこに注意してほしいなと思います。これらのことが頭では理解していたとしても、人は意識していないと楽な方へ流れていくようにできているものだと思うので、そういった点に関してはいつも注意して勉強していけば大丈夫だと思います。

大検について

大検について紹介してきましたが、皆さん大検にはどんな印象を持っているのでしょうか?

大検取得者イコール中退者もしくは中卒という印象が非常に強いと思いますが、そんな大検も今や高卒認定となったことにより、在学中の高校生も受けられるようになったことによって、そんな印象もいずれ薄らいでいくのではないかと思うんですよね。ただ、昔の大検はそういった制度ではなかった為に、やはり『中退者か』と思われてしまうケースもいまだにあるかもしれません。(中退かどうかは履歴書なんかを見ればわかる話ですが・・・)

やはり私の周りの大検取得者でも、『就職の面接の際に、「なぜ退学することになったのか」、を聞かれるのが嫌だ』とか『大検を取得しようと思ったきっかけについて聞かれるのが嫌だ』とか『大検は高校の卒業資格とは違うと言われるのが嫌だ』と言ったように、やっぱり厳しい意見を言われることもあって嫌な思いもしたと言っていました。

でも、私が思うに、高校を卒業しても、卒業しなくても、そのあとそう生きていくかの方が重要だと思うんですよね。たとえばせっかく高校を卒業しても大学に行くわけでもなし、就職するわけでもない、親のすねをかじって生きて言っている人も沢山いると思うんですよね。でも、中退したからにはもう社会人だから、親を頼らず自分で生活していかなくてはいけない、と一生懸命働いて家にお金を入れている人もいますよね。

そして一度は諦めて中退してしまったものの、後から後悔して大検を受け、大学へ行きちゃんと学ぼうという気持ちを持っている学生の人も沢山いると思います。大検を受けようが受けまいが、高校を中退しようがしまいが、どんな回り道をしても近道をしても、後からそんな生活態度で生きていくかが、結局は1番重要なことですからね。

大検という資格について

大学入試試験を受ける為には高校の卒業資格が必要なわけですが、例え途中で高校を退学してしまっていて、高校の卒業資格がない人であっても、その「高校の卒業資格」というのはこの大検でそれに代わるものがとれるんですよね。大検で高卒と同等である資格をとってしまえば、大学を無事に受けれるということです。

ですが、ここで勘違いしがちなのは、高校の卒業資格と大検は違います。あくまでも「同等」であるだけで、高校を卒業したのとは違うので、資格を受けたり、大学入試を受けたりすることはできるのですが、高校を卒業したわけではないので、「学歴」扱いではなく「資格」扱いなんですよね。学歴は就職する際に有利です。もちろん資格も職業によっては非常に有利なんですが、例えば就職先の上司は「頭の良し悪しは問わない」としても「真面目さ」を問われることもあります。高校を辞めた理由を面接の際に聞かれて「学校が嫌で辞めました」と自分から正直にいう人はいないかもしれませんが、高校を退学した理由が、「大した理由ではない」と判断されてしまえば、「この人は嫌なことがあればすぐに辞めてしまうかもしれない」と判断される可能性もあります。

例え大検を取得して、大学を受ける資格を得ていたとしても、過去に高校を途中で辞めてしまったという経歴があれば、そういった印象を与えてしまう可能性があるのです。もちろん真面目に働いていくうちに「この人は中卒でも高卒の人よりも、よっぽど真面目に働いてくれているな」と評価してくれる会社は沢山あると思いますが。ですが、大検を取得して大学を受験、そして合格し、無事に卒業する・・・という段階を踏んでいない限り、ただ大検を取得しただけでは就職する際には不利になる可能性もあります。(どこの会社でもそういった判断するとは限りません。あくまでも可能性の話です。)

大検の資格者

大検を取得できると高校卒業と同じ扱いだという人がいますが、あながち間違いではないですが、ちょっと違うような気もします。

大検に合格たのと、高校を卒業したのとの違いは、高校卒業というのは『高校卒業の学歴』がつくこと。そして大検に合格すつということは『高校卒業と同等の資格』が得られたと言うことなんですね。

良く言えば大検に無事合格することができると、高校を卒業していなくても大学などへの受験が可能になり、高校に3年間も通わなくても、大検に合格してしまえば、高校卒業者と同じ扱いを受けられる・・・ということ。ちなみにこの大検は、たとえ中学校を卒業していなくても、満16歳以上の人であれば誰でも受けられるのです。(合格した時が18歳未満なら18歳になってから合格したとみなされるのだそうですが。)

そして悪く言えば、あくまでも受験するための資格を得られただけのことであって、高校を卒業したとみなされたわけではないので、学歴はその後大学を卒業するまでは中卒扱いになりますよね。これは、就職する時にも少しフリかもしれません。民間企業の大多数が、やはり高校中退をよく思っていないからだそう。ですが、大検を取得したことによって受けられることになった国家資格などに合格すると、やはり資格というのは強いので、ちゃんと就職できると思います。

大検は通信制や定時性、そして単位制などの高校に通っている人も受検することができるのですが、全日制の高校については、大検の試験日当日に、学校へ在籍していることになっていると、受けることは不可能なようです。もちろん休学も含まれるのだとか。ですがこれは高認になってから制度が変更したようなのでご注意を。あくまで大検の話になります。

そして全日制高校へ通っている人でも、試験初日の前日までに学校を中退する予定で、大検の出願をした後、指定された手続きをきちんと行えば受けられるという話もあります。

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